長崎市では、ランタンフェスティバルやペーロン選手権大会など、多くの人が集まるイベントが年間を通じて開催されています。こうした場面で群衆の安全を守るのが雑踏警備の役割です。一方で、交通誘導警備との違いや必要なスキルについて詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。本記事では、長崎市における雑踏警備の業務内容と交通誘導警備との違い、求められる資格やスキルについて詳しく解説します。

目次・メニュー
長崎県長崎市西海町に拠点を置く株式会社アスタは、交通誘導警備・雑踏警備・駐車場警備を専門とする警備会社です。地域に根ざした丁寧な警備サービスで、長崎市内の安全を守り続けています。
雑踏警備とは?長崎市の実情
雑踏警備の定義と目的
雑踏警備とは、多数の人が集まる場所において、群衆の整理や誘導を行い、事故の防止と安全確保を目的とする警備業務です。警備業法では「2号警備業務」に分類され、イベント会場、祭礼、花火大会、商業施設のセール時など、人が密集する状況で実施されます。
雑踏警備の主な目的は以下の3点です。
群衆事故の防止
内容:転倒や将棋倒し、群衆なだれなどの事故を未然に防ぐため、人の流れを適切にコントロールします。
秩序の維持
内容:混雑による混乱を防ぎ、来場者が安心してイベントを楽しめる環境を整えます。
緊急時の対応
内容:災害や急病人発生時に、速やかな避難誘導や救急対応を行います。
長崎市における雑踏警備の特徴
長崎市は観光都市として年間を通じて多くのイベントが開催されます。特に長崎ランタンフェスティバルでは約100万人、長崎くんちでは約25万人の来場者があり、大規模な雑踏警備体制が必要となります。また、坂道が多い地形や狭い路地が多いという地理的特性から、他の都市とは異なる警備ノウハウが求められます。
長崎市特有の警備課題として、以下のような点が挙げられます。
・坂道での転倒防止対策が重要
・狭い路地での人流制御が難しい
・路面電車との動線調整が必要
・観光地特有の外国人対応が求められる
交通誘導警備との5つの違い

警備対象の違い
交通誘導警備と雑踏警備の最も大きな違いは、警備の対象です。交通誘導警備は主に車両の安全な通行を確保することが目的で、工事現場や駐車場、道路工事などで実施されます。一方、雑踏警備は歩行者や群衆を対象とし、人の流れを適切にコントロールすることが主な役割となります。
必要なスキルの違い
交通誘導警備では、道路交通法の知識や誘導灯の適切な使用方法、車両との安全距離の保持などが求められます。対して雑踏警備では、群集心理の理解、大人数への一斉指示能力、パニック時の冷静な対応力が重要となります。
また、雑踏警備では無線機を使ったチーム連携が不可欠です。長崎市のような観光地では、外国人来場者への対応として基本的な英語や中国語のコミュニケーション能力も求められることがあります。
業務の難易度と責任
雑踏警備は交通誘導警備と比較して、より高度な判断力と責任が求められます。数千人から数万人規模の群衆を相手にするため、一つの判断ミスが大規模な事故につながる可能性があります。そのため、雑踏警備業務検定の取得には、より専門的な知識と実技訓練が必要とされています。
雑踏警備に必要な資格とスキル
警備業法で定められた資格
雑踏警備を行うには、警備業法に基づく法定教育を受ける必要があります。新任警備員は20時間以上の基本教育と、雑踏警備業務に関する専門教育を受講しなければなりません。
さらに、より専門的な知識と技能を証明する資格として「雑踏警備業務検定」があります。この検定は2級と1級があり、2級は一般的な雑踏警備業務、1級はより大規模で複雑な警備業務に対応できる知識と技能を証明します。
現場で求められる実践スキル
資格取得だけでなく、現場で実際に必要とされるスキルも多岐にわたります。以下のような能力が雑踏警備員には求められます。
コミュニケーション能力:大声で明瞭に指示を出す発声力、来場者への丁寧な説明能力、チーム内での正確な情報伝達力が必要です。
状況判断力:混雑度を瞬時に判断し、適切な人流制御を行う能力、危険を予測して事前に対策を講じる先読み能力が求められます。
体力と集中力:長時間の立ち仕事に耐える体力、炎天下や寒冷時でも業務を遂行できる忍耐力、数時間にわたり群衆を監視し続ける集中力が不可欠です。
緊急対応能力:急病人発生時の応急処置、災害時の避難誘導、パニック状態の群衆を鎮静化する能力が必要です。
長崎市で雑踏警備が必要なシーン

年間主要イベント
長崎市では年間を通じて多くのイベントが開催されます。特に大規模な警備体制が必要となる主要イベントは以下の通りです。
長崎ランタンフェスティバル(2月):中国の春節を祝う祭りで、約15日間の開催期間中に約100万人が訪れます。新地中華街や湊公園など複数会場で同時に警備が必要となります。
長崎くんち(10月):380年以上の歴史を持つ伝統行事で、約25万人の観客が訪れます。諏訪神社周辺や踊り場となる八坂神社、お旅所などで集中的な警備が求められます。
長崎みなとまつり(7月):約30万人が訪れる夏の一大イベントで、花火大会やパレードが行われます。特に花火大会時には港周辺に人が集中するため、綿密な警備計画が必要です。
長崎ペーロン選手権大会(7月):長崎港で開催される伝統的な競漕大会で、約10万人の観客が集まります。水辺の安全管理も含めた警備が求められます。
商業施設やコンサート会場
イベント以外にも、以下のような場面で雑踏警備が必要となります。
大型商業施設のセール:年末年始、ゴールデンウィーク、夏季セールなど、通常以上の来客が予想される時期に警備を実施します。
コンサート・スポーツイベント:長崎ブリックホールや長崎市民会館などでの大規模公演時には、入退場時の混雑対策が必要です。
初詣・初売り:諏訪神社などの初詣や、百貨店の初売りでは短時間に大人数が集中するため、事故防止のための警備が欠かせません。
雑踏警備員の1日の流れ
イベント前の準備
雑踏警備の業務は、イベント当日だけではありません。事前準備として、以下のような作業を行います。
現場下見(数日前):警備対象となる会場の下見を行い、人の流れ、危険箇所、緊急時の避難経路などを確認します。主催者や関係機関との打ち合わせも実施します。
警備計画の策定:予想来場者数、天候、周辺道路状況などを考慮し、配置人数や配置場所、無線連絡体制などを決定します。
当日の事前ミーティング(イベント開始2〜3時間前):全警備員が集合し、警備計画の共有、役割分担の確認、無線機のテスト、制服や装備品の点検を行います。
イベント中の業務
イベント開催中は、以下のような業務を継続的に行います。
入場規制・誘導:混雑状況に応じて入場制限を行い、スムーズな入場を促します。車椅子利用者や高齢者への配慮も重要です。
巡回監視:担当エリアを巡回し、混雑箇所や危険行為がないかを確認します。問題があれば無線で本部に報告します。
人流制御:一方通行の誘導、立ち止まり禁止の呼びかけ、混雑緩和のための動線変更などを実施します。
トラブル対応:急病人の発見・通報、迷子の保護、来場者からの問い合わせ対応などを行います。
イベント後の対応
イベント終了後も重要な業務が残っています。
退場誘導:来場者が安全に退場できるよう、混雑を避けながら誘導します。終電時刻なども考慮して、スムーズな退場を促します。
忘れ物・落とし物確認:会場内を巡回し、忘れ物や危険物がないかを確認します。
報告書作成:業務終了後、警備状況、発生したトラブル、改善点などをまとめた報告書を作成します。この情報は次回の警備計画に活かされます。
株式会社アスタの雑踏警備サービス
長崎市に密着した警備体制
株式会社アスタは、長崎市西海町に拠点を置き、地域の特性を熟知した警備サービスを提供しています。長崎ランタンフェスティバルや長崎くんちなど、地域の主要イベントでの警備実績があり、坂道の多い地形や観光地特有の状況に対応したノウハウを蓄積しています。
当社の雑踏警備員は、全員が法定の新任教育を修了しており、経験豊富な検定資格保有者も多数在籍しています。無線機を活用したチーム連携と、きめ細かな状況判断により、安全で円滑なイベント運営をサポートします。
まとめ
雑踏警備は、多くの人が集まる場所で安全を守る重要な業務です。交通誘導警備とは対象や必要なスキルが大きく異なり、群集心理の理解や高度な状況判断力が求められます。長崎市では、ランタンフェスティバルやくんちなど、年間を通じて多くのイベントが開催されるため、雑踏警備の需要は高く、専門的な知識と経験を持つ警備員が必要とされています。
雑踏警備員になるためには、法定の新任教育修了が必須であり、さらに雑踏警備業務検定の取得によって専門性を高めることができます。コミュニケーション能力、状況判断力、体力、緊急対応能力など、多様なスキルが求められますが、人々の安全を守るやりがいのある仕事です。
株式会社アスタでは、長崎市に密着した雑踏警備サービスを提供しています。地域の特性を熟知した経験豊富な警備員が、イベントの安全をサポートします。雑踏警備のご依頼や警備員としてのキャリアにご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
株式会社アスタ
〒851-3101 長崎県長崎市西海町1779-174
TEL・FAX:095-884-3112










